200年住宅とは
平成18年に制定された「住生活基本法」に基づき現在進められている住宅の長寿命化政策の中心となるビジョンです。
つくっては壊す「フロー消費型の社会」からいいものをつくって、きちんと手入れして、長く大切に使う「ストック型社会」への転換をめざすという内容です。あまり知られていない福田元首相が遺した功績のひとつですね。
平成20年度予算に130億円(内100億がモデル事業の補助金)が組まれ実施アイディアを募集するモデル事業などが実際に動き出しています。なお「200年」というのは長寿命住宅を象徴する数字で具体的な目標値ではありません。
今後(国会がうまく機能すれば!)安全性、耐久性が高く維持保全のしやすい住宅の認定制度、認定された住宅への税優遇措置、住宅履歴情報の整備等々の取り組みが進められる予定です。
私たちは建築士事務所としてこの200年住宅政策に賛同し取り組んでいます
私は住宅設計に携わる立場から「築後20年を経ると住宅の不動産価値はほぼ0になる」という事実に以前から疑問とむなしさと憤りを感じていました。20年で無価値になるのだからできるだけお金も時間もをかけずに建てたいという建て主さんの声もいままでは多くありました。そんなときに胸を張って「築後20、30年経っても価値のある建物を建てましょう!」と建て主さんに提案することができればどんなに素晴らしいことでしょうか。
この政策が正しく推進されることを願います。できる限り協力したいと思います。
200年住宅は可能です
200年住宅といってもなにも特別な技術が必要というわけではありません。今ある技術の中でも、より丈夫で居住性、メンテナンス性が高く、履歴情報がしっかり管理されている建物に対して国がお墨付きを与え、その(不動産)価値を国が保障することで長寿命化をはかるものです。ですから正しい知識さえあれば私たちのような小さい設計事務所であっても十分実現可能です。むしろ国からお墨付きをもらえることで建て主さんに安心していただけるのであれば、私たちはこの制度をどんどん活用していこうと考えています。
私たちにしかできない柔軟なデザインにプラスしてより大きな安心を提供できればいいと思います。
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