2020年に竣工したにこ森保育園の敷地から歩いて5分程の敷地に計画された同法人運営の児童福祉施設です。学童保育所、放課後等デイサービス、児童発達支援施設の3つの用途に対応したスペースが求められました。コストの制約が大きかったため、木造在来工法でなるべくシンプルな構成として素材は住宅用の汎用部材を多く使用しました。単調になりがちなその制約の中でアプローチ部分に跳ねだした軒を支える頬杖や内部に露出した柱梁などをデザインのアクセントにしています。また用途により天井高を大きく変えるなど使用する子どもたちが気持ちよく、楽しく使える工夫を凝らしました。